山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
医療・健康・介護のコラム
発熱、下痢、嘔吐…体調不良で食欲がない時、栄養補給はどうする?
こんにちは。乳幼児専門管理栄養士の山口真弓です。
「大寒」を迎え、一年で最も寒い時期です。寒さが続くと体調を崩される方も多いでしょう。今回は、体調不良時の水分補給や食事についてお話ししていきます。
水分補給におすすめなもの
体調不良時で食欲がない時も、水分だけはしっかり取っていきたいところです。発熱した時や下痢・ 嘔吐 などで脱水状態に近い場合は、水やお茶だけではなく、糖分や塩分も含んだ飲み物で栄養補給する必要があるでしょう。
一般的な経口補水液以外のものでご紹介します。
【体調不良時のおすすめ水分補給】
①リンゴ水
②具なしみそ汁
“医者いらず”のリンゴ
リンゴ水はリンゴを15~20分程煮て、煮汁に自然塩を加えます。冷まして、少し冷たくすると飲み口が良くなります。自然な甘さと塩味が体に染みわたり、糖分と塩分、水分の補給ができます。
「1日1個のリンゴは医者いらず」ということわざがあるように、体調が不良な時には欠かせない食材です。水溶性食物繊維のペクチン、エピカテキン、リンゴ酸などの有機酸が豊富に含まれています。
ペクチンは、腸内の善玉菌を活性化し、下痢や便秘の改善にも役立つとされています。また、エピカテキンはポリフェノールの一種で、抗酸化物質が免疫力を高めてくれます。
体調が悪い時は、「リンゴのすりおろし」を作るご家庭も多いかと思います。実は、これも理にかなっていて、すりおろすことで消化も良くなります。
体調が悪い時はリンゴを大いに活用してくださいね。
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