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千葉でツツガムシ病の死者、県の記録では初めて…死後に感染が判明
千葉県船橋市は6日、市内の70歳代男性がツツガムシ病で先月22日に死亡したと発表した。県によると、県内でツツガムシ病による死者が出たのは、記録が残る2006年以降初めて。

市の発表によると、男性は先月4日頃、県南部地域に滞在中、草刈りをした。10日から咽頭痛や発熱、発疹の症状が出て、入院先の病院で22日、敗血症で死亡した。30日に生前の検査結果が出て、ツツガムシ病の感染が判明した。
ツツガムシ病は、野山や田畑、河川敷などに生息するツツガムシに刺されると感染する。早期治療が重要で、抗菌薬の投与が遅れると致死率が高くなる。
県内では主に南部で患者が発生しているが、北部でも感染例があり県全域で注意が必要だという。市保健所の担当者は「山林や草むらに入る場合は、長袖、長ズボンを身につけ、肌の露出を控えてほしい」と呼びかけている。
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