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しあわせの歯科医療

医療・健康・介護のコラム

歯がしみる! 知覚過敏か、むし歯か…痛み方が違う、見極め方を歯科医に聞いた

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 キーンと歯がしみる経験をしたことはありませんか。知覚過敏だと思っていたら、実はむし歯だったケースが3割あったという調査があります。知覚過敏は症状がとれさえすれば問題はありませんが、むし歯の痛みを放置すると悪化してしまいます。知覚過敏とむし歯の痛みには違いがあります。「歯がしみる!」の意味と対処法を日本歯内療法学会理事長の佐久間克哉さんに聞きました。(聞き手・渡辺勝敏)

――日本歯内療法学会が今年9月に20代から50代の560人を対象にインターネットで実施した「患者さんの歯がしみる痛み」の意識調査では、しみる経験を持つ人は65%で、そのうち42%は1か月以内に経験したと回答しています。よくあることですが、なぜ、歯がしみるのでしょうか。

 歯は、象牙質を硬いエナメル質が覆っています。象牙質には象牙細管という神経につながる無数の穴が開いていて、温度変化など外部からの刺激で象牙細管内の内容液が移動して神経に伝わるとキーンと感じます。歯茎が下がってエナメル質のない根が露出しているとか、硬いものをかんでエナメル質が欠けたり、ヒビが入ったりして、象牙質に外部の刺激が直接伝わると知覚過敏が起こります。

――かき氷を食べた時にキーンの来るのも同じ理由ですか。

 そうです。温度変化で象牙細管内の内容液が移動して神経を刺激するためです。中にはむし歯など問題が隠れている場合もありますが、基本的には自然な反応です。歯の神経が生きているかどうか調べるために歯に冷たいものを当てて痛みが起こるかどうか調べる検査があります。キーンとくれば、「神経は生きている」と判断するわけです。

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渡辺勝敏(わたなべ・かつとし)
メディア局編集部記者。1985年入社。 秋田支局、金沢支局、社会部を経て97年から医療を担当。2004年に病院ごとの治療件数を一覧にした「病院の実力」、2009年に医療健康サイト「ヨミドクター」を立ち上げた。立命館大学客員教授。

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