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教えて!ヨミドック

 病気や健康の疑問に、読売新聞の医療サイトのキャラクター、ヨミドックが答えます。

医療・健康・介護のニュース・解説

「リフィル処方箋」って何?…患者の通院負担を軽減

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「リフィル処方箋」って何?…高齢化で増える医療費の抑制を期待

   処方箋って、繰り返し使えるの?

  ヨミドック  通常、薬局で薬を受け取るには、その度に、医師の診察を受け、処方箋をもらう必要があります。

 しかし、今年4月から、3回を上限に、繰り返し使える「リフィル処方箋」が導入されました。1回診察を受ければ、2、3回目は診察なしで、薬局で薬を出してもらえます。リフィルとは「(飲み物の)おかわり」という意味です。

   誰でも使えるの?

   医師が「症状が安定していて、リフィル処方箋が可能」と判断した患者のみです。高血圧など慢性疾患で、いつも同じ薬を処方されている人が想定されます。

 投与量に限度がある向精神薬や湿布には、使えません。使える回数や、投薬期間も、医師が判断します。

   普通の処方箋とは様式が違うのかな?

   今年4月から、処方箋の様式が見直され、リフィル処方箋にも対応できるようになりました。リフィル処方箋として使う場合は、医師が処方箋の「リフィル可」の欄にチェックを入れ、使える回数を書きます。

「リフィル処方箋」って何?…高齢化で増える医療費の抑制を期待

   患者はどう使うの?

   医療機関でもらった処方箋を薬局に持っていくと、薬剤師が薬を出した日と次回の予定日を記入します。その処方箋を患者が保管し、次の予定日の前後1週間に、また薬局に持参する流れです。

   導入された理由は?

   患者の通院負担の軽減のためです。高齢化で増える医療費の抑制も期待されています。国は、2022年度の医療費で、国の負担が約110億円減るとみています。

 ただ、患者の体調の悪化を見逃したり、診察回数の減少で医療機関の収入が減ったりすることを心配する声もあります。

   診察なしで薬をもらって大丈夫かな。

   薬局の薬剤師が服薬状況などを確認し、薬を出すことが不適切だと判断した場合には、医療機関の受診を勧め、医師に情報提供します。

 医師は、病状が安定している患者を、今まで以上に薬剤師と連携して管理する一方、病状が不安定な患者の医療に注力できるようになります。

   早速使ってみたいな。

   診察の際、自分がリフィル処方箋の対象か、医師に聞いてみるといいでしょう。

 (大沢奈穂/取材協力=幸野庄司・健康保険組合連合会参与、厚生労働省保険局医療課)

 ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです。

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