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坂本壮「救急の世界」

医療・健康・介護のコラム

人が倒れた! もし、心臓が止まっていたら…救命するために残された時間はどのくらい?

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人が倒れた! もし、心臓が止まっていたら…救命するために残された時間はどのくらい?

 「84歳男性、心停止の患者さんの受け入れ要請です」

 みなさん、突然ですが、目の前で人が倒れた際、適切な対処ができるでしょうか?

 救急車を呼ぶ。それも一つの選択肢であり、大切なことです。しかし、救急車は、要請して現場に到着するまでに約10分かかります。

 もしも倒れた患者さんが心停止(心臓が止まっている)状態であった場合、救急車が到着するまでの10分間が患者の転帰を決めると言っても過言ではありません。

 ドラマで見るような神の手を持つスーパードクターであっても、心停止後10分以上経過してしまった患者さんを社会復帰できるまでに回復させることは至難の業です。

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坂本 壮(さかもと・そう)

 地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院 救命救急センター医長。2008年順天堂大学医学部卒業。順天堂大学医学部附属練馬病院救急・集中治療科、西伊豆健育会病院内科を経て,19年4月より現職。救急外来で研修医とともに奮闘中。救急初期対応などに関して、全国の研修医や看護師に向けて、「あたりまえのことをあたりまえに」をモットーに教育活動を行っている。趣味はミュージカル鑑賞。ミュージカル好きな方と盛り上がりたい。好きな漫画は「宇宙兄弟」。著書は「救急外来 ただいま診断中!」(中外医学社)など。

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