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感染症

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96歳父 心臓機器手術に不安

 96歳の父は、約30年前にペースメーカーを入れました。本体は10年ごとに交換しましたが、リード線は一度も交換していません。先日の検査で、線の交換ではなく、追加する手術を勧められました。高齢での手術は心配です。(65歳女性)

出血リスクあり 交換より追加を

庄田 守男 東京女子医大循環器内科特任教授(東京都新宿区)

 ペースメーカーとは、心臓の動くスピードが病的に遅くなった時に、心臓を人工的に電気刺激し、正常なスピードにする医療機器です。前胸部の皮膚下に植え込むマッチ箱サイズの本体と、血管を通して心臓まで到達する直径2~3ミリ・メートルのリード線から成ります。

 本体は、10年程度で交換が必要です。リード線の使用年数は多くが15~20年ですが、5%程度の患者では10年以内に劣化します。その場合、古い線を残して新しい線を「追加」する方法と、古い線を摘出して新しい線に「交換」する方法があります。

 余分な線が体内に残ることは、血管の 閉塞へいそく 、心臓への負担、感染症等のリスクがあります。ただ、血管や心臓に癒着した古い線を摘出するには特殊な手術が必要です。そのため「追加」するか「交換」するかは患者さんの状況に応じて考える必要があります。

 交換の手術は、癒着したリード線を血管や心臓から剥がして取り出します。植え込み年数が長いほどリード線の癒着が強く、手術のリスクが高まります。

 お父様は96歳と高齢で、リード線は30年間も植え込まれているため、交換手術による心臓周囲や肺への出血リスクは、非常に高いと考えられます。リード線を追加する手術を勧めます。

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