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心房細動 手術すべきか

 約3年前から心房細動を患い、血栓予防の薬を服用しています。先日、息苦しさが数日続くことがあり、「また症状が出るのでは」と不安です。根治を目指して「カテーテルアブレーション」を受けるか悩みます。(78歳男性)

根治療法だが適さない場合も

高月 誠司 慶応大病院循環器内科准教授(東京都新宿区)

 心房細動の多くは、左心房の肺静脈という血管から異常な電気信号が発生することで起き、不整脈の原因となります。

 正常な心臓では、脈拍は1分間に60回ほどです。一方、心房細動は、心房が不規則にけいれんして脈拍が100回前後と速くなり、リズムも乱れます。

 そのため、 動悸どうき や息苦しさといった症状が出ます。心臓から血液を十分送り出せなくなって心不全になったり、心房内に血の塊ができ、それが脳に流れて脳 梗塞こうそく を起こしたりすることもあります。

 カテーテルアブレーションは、心房細動の根治的な治療法です。カテーテル(細い管)を足の付け根などから静脈を通じて心臓に挿入し、異常な電気信号を発する肺静脈の周辺を熱で焼きます。手術にかかる時間は1~2時間で、数日の入院が必要です。

 この治療は、症状が強い人や、抗不整脈薬を飲んでも症状が治まらない人に勧められます。短時間で元に戻る「発作性心房細動」であれば、質問者の年齢でも効果がある場合があります。

 ただ、何年も続いているような心房細動には適していません。また、頻度は少ないですが、心臓からの出血や脳梗塞などの合併症のリスクもあります。

 適応かどうかなど詳しい説明を聞き、主治医とよく相談して決めてください。

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