文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

社会

社会

2歳女児を11時間放置で熱中症死、逮捕の祖母「世話がストレスだった」…育児放棄が常態化か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 2歳の女児が自宅で11時間放置され、熱中症で死亡しているのが見つかった事件で、保護責任者遺棄容疑で逮捕された祖母(46)(大阪府富田林市)が調べに対し「女児が言うことを聞かず、世話をするのがストレスだった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。たびたび女児を自宅に残したまま外出していたといい、大阪府警は、ネグレクト(育児放棄)が常態化していた疑いがあるとみている。

2歳女児を11時間放置で熱中症死、逮捕の祖母「世話がストレスだった」…育児放棄が常態化か

女児が遺体で見つかった集合住宅の一室(6月30日、大阪府富田林市で)

 祖母と、同居する自営業の男(50)は、6月29日午前5時頃、乳幼児を囲う柵「ベビーサークル」の中に女児(2)を閉じ込めて外出し、同日午後4時頃まで置き去りにしたとして、逮捕された。サークル内に飲み物はなく、女児は熱中症で死亡した。同日昼頃には亡くなっていたとみられる。

 女児は祖母の三男(20)の子。両容疑者は女児のほか、祖母の四男(15)と五男(5)の計5人暮らしだった。

 五男は両容疑者の実子で、両容疑者はこの日、五男を連れて、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパンに車で出かけ、女児は自宅に置き去りにしたとされる。四男は学校に登校していた。

 府警などによると、女児は生後6か月だった2020年1月、面前で実父が実母に暴力をふるう「心理的虐待」を受け、両容疑者に引き取られたという。20年6月には、女児は入浴中に祖母が目を離した隙におぼれ、一時心肺停止状態となることもあり、府富田林子ども家庭センターなどが虐待を受けている「要保護」と認定していた。

 富田林市によると、女児は21年3月に1歳7か月児健診を受けた際、発達部門検査で物事の理解力などを調べる課題をクリアできなかった。祖母は市に「発育に不安がある」「どう育てたらいいか」と相談していたという。

 府警は1日、両容疑者を同容疑で送検した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

社会の一覧を見る

最新記事