文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

社会

社会

都が育休に代わる愛称募集、9千件の中から「育業」選ぶ…杉浦太陽さんら選考

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 「育児のために仕事を休む」という否定的なイメージもある「育児休業(育休)」に代わる愛称を募集していた東京都は29日、9000件近い応募の中から「育業」が選ばれたと発表した。

都が育休に代わる愛称募集、9千件の中から「育業」選ぶ…杉浦太陽さんら選考

育児休業の新たな愛称「育業」を発表する小池知事(左)と選考メンバーの杉浦さん(東京都庁で)

 都が4~5月に募集したところ、都民らから8825件の提案があった。「育児出向」や「育児留学」「未来育活」「はぐくミッション」といった候補もあり、4人の子を持つタレントの杉浦太陽さんら9人でつくる選考会が「育児も大事な仕事だということが伝わる」などとして「育業」を選んだという。

 2020年度の厚生労働省の調査では、男性の育休取得率は12・7%にとどまり、女性の81・6%と比べて低迷している。一方で出産を機に退職する女性も多いため、都は今後、愛称を普及させるキャンペーンを展開して男性に育休の取得を促すとともに、女性が職場に復帰しやすい環境づくりにもつなげたい考えだ。

 普及策の一環として、都は来月から男性の育休取得率が高い企業を「TOKYOパパ育業促進企業」として認定する制度を始める。都のホームページなどで先進的な取り組みを続ける企業を紹介するほか、中小企業向け制度融資で、信用保証料の一部補助を得やすくなる仕組みも導入する。

 29日の愛称発表イベントで、杉浦さんは「『育業』を取ることで育児の基礎を学び、夫婦の絆を深めることもできる」と話し、「取得が当たり前になる時代がきてほしい」と語った。小池知事も「『育休を取ることになってすみません』と謝っていては、少子化は止まらない」とした上で、「東京が率先して『育業が常識』という日本を作っていく」と強調した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

社会の一覧を見る

最新記事