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脊髄損傷に挑む<1>搬送 即手術で障害軽減

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脊髄損傷に挑む<1>搬送 即手術で障害軽減

救急搬送されてきた患者の緊急手術を始める井口さん(右)ら(埼玉医大総合医療センターで)

 埼玉医大総合医療センター(埼玉県川越市)に救急車が到着した。3月下旬のある日、午後1時半。脊椎外科が専門の教授である 井口いのくち 浩一さんは臨戦態勢になった。緊急手術だ。

 運ばれてきた80歳代の男性は胸髄(胸の脊髄)が傷つき、左脚の感覚を失っていた。病院到着から3時間余りで手術が始まった。

 1週間ほど後、宵の口に運ばれてきたのは20歳代の男性だ。トランポリンで遊んでいて落下し、体が動かなくなっていた。脱臼した首の骨が 頸髄けいずい (首の脊髄)を圧迫しており、その夜のうちに手術室に入った。

 井口さんのチームは、脊髄が傷ついて救急搬送されてくる患者の6時間以内の手術に取り組む。

 背骨の中を通る脊髄は、脳の指令を全身に伝える神経の束で、傷つけば手足がまひする障害につながる。首の場合は特に深刻で、元気だった人が突然、動けなくなることもある。交通事故やスポーツのけが、転倒など様々な原因で起きる。患者は全国で年間1万3000人ほどだ。

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