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習近平氏、感染者が増加傾向の香港の返還式典出席へ…宿泊はせず
【香港=吉岡みゆき】香港紙・星島日報は27日、消息筋の話として、中国の 習近平 国家主席が30日から香港入りし、7月1日の返還25年記念式典に出席すると報じた。習氏が香港入りすれば、新型コロナウイルス流行が拡大した2020年1月下旬以降では初めて、中国本土外を訪問することになる。記念式典の出席は、17年の返還20年記念式典以来だ。

習近平・中国国家主席
香港では、新型コロナウイルスの新規感染者が連日1000人以上確認され、増加傾向にある。習氏が「ゼロコロナ」政策をとる中国本土から訪問するのかが焦点になっている。同紙によると、習氏は30日、香港政府による歓迎の夕食会に参加する。香港には宿泊せず、隣接する広東省深センを拠点に行き来する。夕食会に参加予定の李家超・次期行政長官らは、当初の予定を早め、27日からホテルで隔離するという。
習氏は香港訪問を通じ、民主派による反政府抗議運動を抑え込み、香港を安定させたとアピールする考えとみられる。
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