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インフルエンザのワクチン接種「強く推奨」、学会が見解…豪州での流行受け
日本ワクチン学会は、今冬はインフルエンザが国内でも流行する恐れがあるとして、インフルエンザワクチンの接種を「強く推奨する」との見解を発表した。北半球の流行予測の指標となる南半球のオーストラリアで、4月以降、流行がみられることを受けた。

インフルエンザワクチン
同学会によると、新型コロナウイルスが流行した2020年以降の2年で、インフルエンザは流行していない。抗体を持つ人の割合が低い年齢層もあるとみられ、今後インフルエンザが流行した場合、重症者や死亡者が増加したり、コロナとの同時流行で医療機関に負荷がかかったりすることが懸念されるという。
学会は接種について、65歳以上の高齢者や生後6か月以上5歳未満の乳幼児、妊娠中の人などに特に推奨するとしている。岡田賢司理事長は「流行する恐れは今まで以上にある。警戒レベルを上げる必要がある」と話している。
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