文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療大全

医療大全

参院選 政策に期待する<2>健康危機 平時から備え

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

神奈川県医療危機対策統括官 阿南英明さん 56

参院選 政策に期待する<2>健康危機 平時から備え

新潟大医学部卒。藤沢市民病院救命救急センター長などを経て、2019年から同病院副院長。20年から現職を兼務。専門は救急医学、災害医学

 2020年2月、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の集団感染に救急医として対応したのを機に、2年余り、神奈川県の新型コロナ対策の指揮をとってきた。コロナ患者の急増は一般医療にも大きな影響を与え、救える命が救えなくなる恐れのある医療危機にも直面した。

 県ではまず、コロナ病床の確保に向け、医療機関の役割分担や機能の集約を図った。患者の入院優先度の基準を示して入院調整をスムーズに行う仕組みも作り、一連の取り組みは「神奈川モデル」と呼ばれた。

 災害や救急医療の経験から、危機に対応するには、どのような戦略をとるべきか「グランドデザイン(全体図)」を描いてから具体的な政策につなぐことが重要と考える。日本は、国産のワクチンや治療薬開発が遅れ、医療物資の確保にも苦しんだ。感染症という「健康危機」を想定した法整備や施策の準備が十分でなかったためだ。感染状況が深刻ではない今こそ、コロナ対応の課題を検証して次への準備を進めるべきだ。

この記事は読者会員限定です。

読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
読売新聞販売店から届いた招待状をご用意ください。

一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療大全の一覧を見る

最新記事