石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」
医療・健康・介護のコラム
「夫の写真を持ち歩いていますか」と問いかけると…返ってきた答えは
私事ですが、2年半前に体調が悪かったので検査を受けたところ、前立腺がんが見つかりました。残念なことに、既に全身の骨に転移をしておりました。ただ、このことをあまり悲観的には捉えていません。昔からかなり高齢まで長生きしたらどうしようということも考えていたので、良い機会かもしれないと考えて、身の回りの整理をしております。
夫よりもペットの割合の方が多い現実

このような心境を一冊の本にまとめて最近、出版しました。「 逝 きかた上手」(幻冬舎、税込み1320円)という本です。お手に取っていただければ幸いです。
長生きは素晴らしいことですが、夫婦生活が長くなったときに「あまりろくなことが起こらない」ということはこのコラムでもたくさん話してきました。
2009年に公表された少し前のデータですが、博報堂生活総合研究所が、都市部の15~69歳の男女に「誰の写真をいつも携帯しているか?」という質問をしたところ、男性は子どもの写真63%、妻43%、ペット 27%でした。一方、女性は子どもの写真54%、ペット34%、夫25%でした。妻にとって我々夫は、ペット以下ということのようです。
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