文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

治っても茶色いシミが…月経前に繰り返す大人ニキビ 漢方薬で再発抑える

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

抗菌と肌質改善の塗り薬

月経前に悪化を繰り返す大人ニキビ 漢方薬で再発抑える

 40歳代前半のOさんは鼻と口まわりのニキビが悪化したと来院された。マスクを外すと小鼻と顎まわりに大小の赤ニキビが点在していた。

 ニキビに対する治療は日本皮膚科学会からガイドラインが示されている。その中で一番一般的な治療は塗り薬である。塗り薬には大きく分けて2種類ある。一つは肌質改善の塗り薬で、皮膚角質層の生まれ変わり(ターンオーバー)を促して、毛穴の詰まりを改善することでニキビができにくい肌にしていくものだ。

 もう一つは抗菌薬の塗り薬だ。ニキビの主原因菌であるアクネ菌で炎症が起きている赤いニキビには抗菌薬の塗り薬を併用する。この二つの効果を合わせた、肌質改善の塗り薬と抗菌薬を混ぜた塗り薬もある。これは、抗菌薬の使いすぎによる耐性菌の出現を減らす効果も期待できるようだ。

内服薬 便秘・下痢の副作用も

 芯のある赤いニキビや黄色いうみをもつニキビが多発している場合、一時的に抗菌薬の内服を併用することもできる。Oさんは1か月後に楽しみにしていた友人との食事会があり、それまでに改善したいとの強い希望があったので、2週間抗菌薬を内服してまず改善させることにした。

 内服抗菌薬は効果が期待できるが、便秘・下痢、カンジダ(ちつ)炎など副作用も起こる可能性があるので、ダラダラと続けるのはお勧めできない。また頻回あるいは長期に服用することで耐性菌ができてしまい、いざ抗菌薬を必要とする病気の際に効かなくなる場合もあるので、安易な内服は避けたい。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

joki-mari

常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

常喜眞理「女のココロとカラダ講座」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事