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熱中症対策…注意すべきポイントは?

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室内で過ごしていても

梅雨時の熱中症対策は…コロナでリスク高?

 室内で過ごしていても熱中症になることがあります。高齢者は、暑さを感じにくく、要注意です。

 エアコンや扇風機を適切に使い、室温が高くならないよう注意しましょう。家族など、身近にいる人は、言動がおかしくなっていないかなど、高齢者の体調の変化に気を配ることが大切です。

子どもはマスクを外し、オムツで危険を察知

 成長段階にある子どもは、体温の調節がうまくできません。また、外では、地面に近いほど温度が高くなっています。苦しそうな表情はしていないか、顔が青ざめていないかなど、周囲の大人は注意しましょう。小さい子どもであれば、オムツを交換する際に普段よりも軽くないか、交換の頻度が少なくないかといった点も気にする必要があります。

 密の状態でなければ、子どもの場合、マスクを外すことも重要です。息苦しいだけでなく、マスクが子どもの顔を覆ってしまうため、具合が悪くても分かりづらいという問題もあります。

熱中症になったら 受診の目安は

 熱中症になってしまった場合は、首、わきの下、脚の付け根に冷たいペットボトルを当てて、体を冷やすことが大切です。(1)意識がはっきりしない (2)飲み物を飲めない――のうち、どちらか一つでも当てはまれば、病院を受診する必要があります。

 谷口さんは「新品のペットボトルを手渡し、自分でふたを開けて飲めるかどうかで判断するとよい」と説明します。飲めなければ、救急車を呼ぶなどして、すぐに病院を受診します。自分でふたを開けて飲めたら、涼しいところで休んで、様子をみます。谷口さんは「経口補水液を飲んで回復を待ち、食欲が出てきたら、食事も取るようにしてください」と呼びかけています。(利根川昌紀)

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