ウェルネスとーく
医療・健康・介護のコラム
[お笑い芸人 つぶやきシローさん](下)結婚、子育てに興味はあるけど…現在は独特のイントネーションを生かした仕事で活躍
書くしかない状況で始めた執筆活動 今後は……
――ここ10年ほどは執筆活動にも取り組むなど、お仕事の幅を広げています。小説「私はいったい、何と闘っているのか」(小学館)は映画化、今年4月には、本の感想をまとめた「こんな人いるよねぇ~本を読んでつぶやいた」(自由国民社)を出されました。以前から読書が好きだったり、小説を書きたいと思ったりしていたのでしょうか?
大学時代たまたまいたんですよね、授業聞かないでノートにびっしり小説書いている人が。でも僕は全然そんなタイプではないです。
ある日、出版社の編集者と事務所のマネジャーに呼ばれて行ったら「漫談やっているから本も書けるよね」と言われたんです。頭にピストルを突きつけられているような、書くしかない状況でした。本なんて読まないし、書き方もわかんないし。暇だから書くかと思って始めました。
最初は漫談っぽくなってしまったけれど、2冊目からは改行を少なくして、主人公の心の機微を丁寧に書いていくスタイルにして、自分でも1冊目よりは「うまくできたかな」と思っています。
途切れないナレーションの仕事 独特のイントネーションを生かしたい
――あるある漫談から始まってお仕事の幅を広げてこられたつぶやきシローさん。今後の展望を聞かせてください。
このままあるあるネタを薄く広く続けていきますね。やってきた仕事をやっていく。
二十数年間やってきて、ナレーションの仕事だけは途切れずに続いているんです。この独特のイントネーションのおかげですよね。大事にしていきたいですね。
つぶやきシロー 1971年、栃木県出身。1994年ホリプロお笑いLIVEで初舞台。「新ボキャブラ天国」「学校へ行こう!」などに出演。現在は、「昼めし旅~あなたのご飯見せてください~」(テレビ東京) で火曜日ナレーションを担当、「魅せます!とちブラ~とちぎブランド・ぶらり~」(とちぎテレビ)など出演。著作に、小説「イカと醤油」(宝島社)、「私はいったい、何と闘っているのか」(小学館)、「こんな人いるよねぇ~本を読んでつぶやいた」(自由国民社)など。
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