松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
ずんだ白玉…手作りできるのは魅力的
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、ぜひ手作りしてほしいレシピ「ずんだ白玉」のご紹介です。
ずんだのやさしい味わいに、そして、黄緑色の見た目もかわいいレシピです。生のエダマメで作るのが本場だと思いますが、皮から実を取り出すのに苦労します。そこで便利なのが、冷凍のむきエダマメです。スーパーの冷凍コーナーに置いてあるのを見過ごしてしまう人も多いのが、この食材。下ゆでしてから実を取り出してあるので、とても便利なのです。サラダに入れたりスープに入れたりできるので重宝します。
ずんだあんは、手作りをすると、甘さや塩分の調整ができるのがうれしいところです。甘さ控えめなど、自分好みの味に仕上げたり、バターなども使わずに、さっぱりとした味にしたり、柔軟に調整ができます。給食では、カロリー上限や砂糖の使用量が厳密に決められているので、手作りできるのは非常に魅力的なのです。
さて、そんなエダマメには、体の筋肉などの組織の材料となるたんぱく質や、エネルギー源となる糖質が豊富です。ビタミンやミネラルも含まれており、栄養価の高い野菜です。他にも大豆サポニンが含まれています。大豆サポニンは、強い抗酸化作用があり、体をさびつかせない力になります。
白玉にも特徴があります。水の代わりに絹ごし豆腐を使ってこねています。生地が硬くなるのを防いでくれますし、豆腐の栄養も取れて一石二鳥なのです。おいしいずんだ白玉を手作りしてみましょう。
[作り方]
(1) 冷凍むきエダマメを流水解凍し、水気を切ったらミキサーに入れる。砂糖と食塩も入れて、ペースト状になるまでかき混ぜる。
(2) 白玉粉をボウルに入れ、絹ごし豆腐を混ぜていく。豆腐は水切りの必要なし。豆腐のもつ水分で混ぜていく。生地が硬い場合は豆腐を少しずつ足し、軟らかい場合は白玉粉を少しずつ足す。耳たぶの硬さくらいにし、べたべたせず、手にくっつくことなく丸められる状態になったら、丸く、平たく成形する。
(3) 鍋にお湯を沸かし、(2)を入れていく。5~10分で浮いてきたらザルにあけ、水をさっとかけて粗熱をとる。水気を切ってからお皿に盛り付け、(1)のずんだあんを塗れば完成。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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