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声かすれる声帯萎縮 対策は

 2年ほど前から、声が出にくくなりました。次第に声がかすれ、最近は発音もはっきりしません。「加齢による声帯 萎縮いしゅく 」と診断されましたが、治療法や、自分でできる対策を知りたいです。(75歳女性)

発声訓練、注射 水分とり保湿

梅野 博仁 久留米大学医学部耳鼻咽喉科・ 頭頸とうけい 部外科学講座主任教授(福岡県久留米市)

 声帯は、声を出す際に振動する粘膜と、声帯を動かす筋肉とでできています。加齢による声帯萎縮は、この粘膜の萎縮と、筋肉の萎縮に分けて考える必要があります。

 粘膜の萎縮の場合は、細胞が減少することなどで粘膜の柔軟性が失われ、声が出にくくなります。声帯の筋肉も、加齢により収縮力が衰えます。60歳超の人では、声帯萎縮は女性より男性に多くみられます。

 治療法は、医師や言語聴覚士による「音声治療」や、手術があります。音声治療は、ストローをくわえて息を吸い、息を吐きながら5~10秒間、声を出し続けるなどの方法があります。ご自身でできる発声訓練としては、音域の広い歌を歌うとよいでしょう。

 声帯の保湿も大切です。できれば、1日1・5リットル以上の水分をとってください。ただ、コーヒーなどカフェインを含む飲み物は利尿作用があるため、注意が必要です。

 発声訓練を2~3か月続けても改善しない場合、手術を考えてもよいでしょう。声帯にコラーゲンなどを注射し、ボリュームアップを図る方法があります。

 声が出にくいことに加え、ろれつが回らない、発音が悪くなるなどの症状がある場合は、別の病気の可能性もあります。

 手足のふらつきや脱力感などがあれば、神経内科でも診ていただいた方がよいでしょう。

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