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原因不明の子どもの急性肝炎…「もしや」と思い、受診を考えるポイントは?

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新型コロナ対策で免疫力が低下した?

 今回確認されている急性肝炎患者の中には、新型コロナウイルスに感染していた人もいました。そのため、新型コロナが今回の問題に関わっているのではないかという見方も出ています。

 清水さんは「マスクの着用など、新型コロナの感染予防策が徹底されたことで免疫機能が低下し、体内に入ってきたウイルスを排除できずに病気を引き起こしている可能性や、肝炎の原因となるウイルスが変異したことなどが考えられます」と指摘します。

 一方、済生会横浜市東部病院の小児肝臓消化器科専門部長、乾あやのさんは、「新型コロナに感染したことが影響し、その後、アデノウイルスが体内に入ってくると免疫の働きが過剰になり、正常な肝臓を攻撃してしまっていることが示唆される研究報告も出されています」と言います。

 いずれにせよ、現時点でははっきりとした科学的な根拠は示されていません。

肝炎が疑われるのは、どんな症状?

 今後、日本国内で急性肝炎を発症する子どもが増える可能性はあるのでしょうか。乾さんは「過剰に心配する必要はありません。アデノウイルスが日本国内で流行している状況でもありません」と説明します。

 とはいえ、病原体に対する感染対策を続けることは重要です。こまめに、せっけんやハンドソープを使って手洗いをすることが大切です。

 乾さんは「アデノウイルスが原因となる胃腸炎を発症した後、肌や目が黄色くなる症状が出た場合は肝炎の可能性もあります。また、お子さんの様子が『いつもと違う』と感じた時も要注意です。かかりつけ医などに相談し、血液検査を実施するなど、しっかり診てもらうようにしてください」と呼びかけています。(利根川昌紀)

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