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巨額脱税捜査、プロ野球暴排にも手腕…元東京地検特捜部長の熊崎勝彦氏が死去

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 元東京地検特捜部長で、プロ野球のコミッショナーも務めた弁護士の熊崎勝彦(くまざき・かつひこ)氏が心不全のため、今月13日に東京都内の病院で死去した。80歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、章記(あきのり)氏。

巨額脱税捜査、プロ野球暴排にも手腕…元東京地検特捜部長の熊崎勝彦氏が死去

熊崎勝彦氏

 岐阜県出身。明治大学法学部を卒業後、1972年に検事に任官し、特捜部には通算11年余り在籍した。副部長時代には金丸信・元自民党副総裁の巨額脱税事件で元副総裁から自供を引き出し、ゼネコン汚職事件では中村喜四郎・元建設相の取り調べを担当。96年、特捜部長に就任し、総会屋への利益供与事件、旧大蔵省や日本銀行の接待汚職事件などの捜査を指揮した。

 2004年、最高検公安部長を最後に退官し、弁護士登録。05年、プロ野球コミッショナーのコンプライアンス(法令順守)担当の顧問に就き、球界の暴力団排除運動などに手腕を振るった。14年からはコミッショナーとして球界の発展に尽力。明治大法科大学院客員教授なども務めた。

 20年には、内閣の判断で検察幹部の「定年延長」が可能になる検察庁法改正案について、検察OB有志とともに再考を求める意見書を法務省に出した。最近は自宅で療養していたという。

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