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WHO事務局長のテドロス氏再選…コロナ対応で「中国寄り」の批判も

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 【ジュネーブ=森井雄一】世界保健機関(WHO)は24日の年次総会で、次期事務局長にエチオピア人で現職のテドロス・アダノム氏(57)を指名した。2期目は8月16日から5年間。3選はできない規定で、最後の任期となる。

WHO事務局長のテドロス氏再選…コロナ対応で「中国寄り」の批判も

WHO事務局長に再選され、記者会見に臨むテドロス氏(24日、ロイター)

 テドロス氏は2017年、アフリカ出身として初めてWHO事務局長に就任し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に直面した。ウイルスが拡大を始めた時期、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」の宣言を見送ったことや、当初の中国当局の対応を称賛したことなどで「中国寄り」との批判を浴びた。米国との関係も悪化し、トランプ前政権が20年7月、WHO脱退を通知した。後任のバイデン政権は、脱退手続きを撤回した。

 新型コロナ対策ではその後、国際調査に積極的な協力をしなかった中国を批判し、ワクチンを囲い込む先進諸国に対して途上国との格差解消を強く求めた。22日の総会では「パンデミックはまだ終わっていない」と演説し、警戒を緩めないよう呼びかけた。

 最近では、ロシアのウクライナ侵攻で医療施設などへの攻撃が行われていることを非難し、平和の重要性を繰り返し訴えている。

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