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歌手 小林幸子さん

一病息災

[歌手 小林幸子さん]網膜剥離(3)運転中「信号が真っ黒!」…手術後も見え方は完璧には戻らず

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[歌手 小林幸子さん]網膜剥離(3)運転中「信号が真っ黒!」…手術後も見え方は完璧には戻らず

 2019年9月、右目の網膜 剥離はくり で手術を受けた。眼球にシリコーンオイルを注入するなどして剥がれた網膜を修復した。

 しばらくは公表せずに仕事を続けていた。右目を開けると、とても痛んだ。後ろを向きながら目をつぶり、目を開けながら振り返って、また歌い出す。舞台が暗転したらすぐに目をつぶって痛みをしのいだ。

 約半月後、故郷・新潟で毎年恒例となった稲作のイベントがあった。目を保護するため、初めて眼帯をしたまま出演し、手術を受けたことを明らかにした。

 その年の暮れ、オイルを抜く手術を受けると、眼帯もいらなくなり、痛みもなくなった。ただ、右目は元通りに見えるようになったわけではなかった。

 自らハンドルを握って買い物に出かけた時のこと。信号待ちの際に、「自分でも何を思ったのか」、左目をつぶって、右目だけで信号機を見た。

 「信号が、全部真っ黒で色がない。もう心臓が止まりそうになりました」

 前を走る車のテールランプやブレーキランプの色も、赤ではなく真っ黒にしか見えない。びっくりして、そこで車を止めてしまった。

 網膜は色を識別する役割を持つ。網膜剥離が、色覚に影響を及ぼすこともあるという。ふだん両目で見ている時には、左目が補ってくれるため、右目の見え方に気づかなかったようだ。少しずつ回復しているものの、完璧には戻っていない。

歌手  ()(ばやし)(さち)() さん(68)

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sokusai_117

 
 

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