楢戸ひかる「シニアライフの羅針盤」
医療・健康・介護のコラム
パート加入、繰り下げ受給…知らなきゃ損の年金改正「四つのポイント」とは
言わずもがなですが、公的年金は老後のお金の柱です。今回、「公的年金を自分に最適化する」ために知っておきたい二つのトピックを、厚生労働省に行って聞いてきました! 「公的年金なのに、自分に最適化なんてできるの?」と思ったなら、ぜひ読んでいただきたいと思います。

イラスト:平松昭子
「自分の公的年金」が簡単にチェックできる!
一つ目のトピックは、多くの人にとっての関心事、「私の公的年金はいくらなの?」についてです。 このコラムでも「ねんきん定期便」を扱いました が、家計簿のワークショップを開催している私の肌感覚としては、「ねんきん定期便?? よくわからない。家のどこかにはあると思うけど」といった方が多い印象です。そんな、関心事なのによくわからないという方に朗報があります。厚生労働省年金局の三好圭総務課長によると、「将来の年金受給見込み額がパッとわかる公的年金シミュレーターができました」とのこと。厚労省に行って、実際に私もやってみました。やり方は次の2ステップです。
●公的年金シミュレーター操作手順
- 〈1〉「ねんきん定期便」(2022年4月以降に送付されたもの)に記載されている2次元コードをスマートフォンから読み込む(※)。
- 〈2〉 生年月日を入力し、「試算する」をタップする。
※手元に「ねんきん定期便」がなくても、直接データを入力して年金試算を行うことができます。
これだけで、将来の年金受給見込み額がパッと表示されました。実に簡単で、「機械が苦手の私でもできた!」ということは、声を大にしてお伝えしたいです。

私のスマホ操作を見守る厚生労働省年金局の三好圭総務課長
働き方、暮らし方に応じたシミュレーションが可能!
さらに、この公的年金シミュレーターが秀逸な点は、様々なシミュレーションが自分ひとりでできることです。
たとえば、「今、35歳。いわゆる『夫の扶養の範囲』内で働いているけれど、扶養を外れたら、将来の年金額はどう変わる?」とか、「年金の受給開始年齢を遅らせたら、どれくらい年金額は増える?」とか。ザックリとした金額ではありますが、スマホを指でスッと操作するだけで、簡単にシミュレーションができるんです。
常日頃から「老後資金は、一般論ではなく、『自分の場合はどうなのか?』と考え始めることがスタートです」とお伝えしてきましたが、シミュレーターを使うことで、公的年金が、グッと「自分事」になりそうです。
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