山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
妊娠・育児・性の悩み
サケワカメおにぎり…ゴマもまぶして栄養満点
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
今月は、心を整えてくれる食事・食べ方をご紹介します。
具だくさんの栄養満点おにぎりです。これに汁物があれば、立派な献立に!
精神の安定に必要なセロトニンの分泌を促すたんぱく質がしっかりとれ、麦ご飯にすることで、かみ応えが出るため、自然とかんで食べるようになります。セロトニン分泌は、寝ている間はなく、朝起きることで始まります。分泌を促すためには、朝の太陽の光を浴びることも効果的です。起床時間は子どもに任せ、毎日起きる時間がバラバラというご家庭もいらっしゃるかもしれませんが、決まった時間に起こしてあげましょう。カーテンを開けるなど、太陽の光を入れることですっきりと目覚め、集中力を高めることが出来ます。午前中の外遊びや散歩は、体を適度に動かしながら、しっかりと太陽の光を浴びることができますね。そして、朝ごはんをよくかんで食べられる環境を、親子で整えてみましょう!
睡眠・食事リズムをつけることは、心の安定にとても大事です。「朝起き・朝ご飯・朝散歩」を意識しながら、リズムを整えてみてくださいね。
[作り方]
(1) 塩ザケはフライパンやグリルで焼き、フォークの背で身をほぐす。骨をしっかり取り除き、皮はお好みで使いましょう。皮を使う場合は包丁で刻む。
(2) ワカメは水で戻し、大きい場合は包丁で細かく刻む。
(3) ボウルに麦ご飯、(1)、(2)、すりゴマを加えて混ぜ合わせる。味をみて塩で整える。
(4) お好みの形に握る。
※麦入りご飯は他の雑穀ごはん、白ご飯でもOK。今回は、胚芽押し麦を2割程度加えたご飯です。押し麦は、吸水しやすい性質がありますが、1~2時間、できれば一晩(6~8時間)しっかりと浸水させてから炊くと、おいしい麦ご飯が炊けます。
※サケは加熱をしてからの方が、骨を取り除きやすいです。
※すりゴマは、出来れば使うときに、いりゴマをすって使いましょう。香りが良く、ゴマに含まれる油の酸化を防ぐことができます。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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