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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

ギョーザのみそ汁…インスタント組み合わせ手軽に

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 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 以前は手作りしていた料理も、子どもが進学や就職で家を離れてしまい、家族の人数が少なくなるにつれて、作らなくなってしまうものはありませんか?

 訪問先の1人暮らしや2人暮らしの高齢の方に、私がお話をうかがう中で話題に上がる「あまり作らなくなった料理」のひとつが「ギョーザ」です。

 その理由としては、作るのが手間だというより、たくさん作っても食べる人がいない、食べきれない、材料が余ってしまうなどのようで、最近は冷凍や冷蔵、総菜のギョーザを利用している方もいらっしゃいます。ただ、1人暮らしだと、それでも余ってしまって冷凍庫でしばらく眠っているということもあるようです。

 今回は、その少し余った「冷凍ギョーザ」を使った簡単メニューのご紹介です。

 夕食のメインになることが多いギョーザも、インスタントのみそ汁と組み合わせることで、朝食や昼食に手軽に食べることができます。レシピでは、冷凍のホウレンソウを加えていますが、そのほかの野菜や、豆腐を加えてもかまいません。ギョーザから塩分が出るので味見をして、塩気が強いようなら味を調整しましょう。インスタントのみそ汁ではなく、余ったみそ汁を利用してもよいですね。

[作り方]

(1) 小鍋に水を入れて火にかける。沸騰したら冷凍ギョーザを入れギョーザが浮いてきたら蓋をして弱火で3~5分ギョーザが軟らかくなるまで煮る。

(2) (1)の鍋に冷凍ホウレンソウを加え、ひと煮立ちしたらインスタントのみそ汁を加えてよく溶かし、火を止める。

(3) 器に盛り付けてできあがり。

※かむ、飲み込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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