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前立腺検査 数値高いまま

 65歳の夫は5年前、前立腺腫瘍マーカー(PSA)の数値が高いと指摘されました。薬で一時は下がりましたが、この1年は7~8(ナノ・グラム/ミリ・リットル)程度です。このままで大丈夫ですか。(65歳女性)

画像検査受け 所見あれば生検

野々村 祝夫 大阪大病院泌尿器科教授(大阪府吹田市)

 PSA(前立腺特異抗原)は、前立腺の腺細胞がつくるたんぱく質のことです。血液中にも検出され、特にがん患者で高値を示す傾向があることから、現在は、前立腺がん発見のための検査として広く行われています。4ナノ・グラム/ミリ・リットルを基準値とし、それ以上を異常値とすることが多いです。

 PSAは、前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症や、前立腺炎でも上昇することが知られており、判別にはMRIや超音波検査などの画像検査が有用です。

 PSA値が4~10程度の場合、がんかどうかの判別は特に難しく、グレーゾーンと呼ばれています。PSA値が大きく上下する場合は、前立腺炎が考えられますし、徐々に上昇する場合には前立腺がんが強く疑われます。

 質問者の場合は、前立腺炎でPSAが上昇し、それが投薬で改善したため、数値が低下したと考えられます。ただし、PSA値が7~8でも十分高いため、画像検査を受けた上で、何か気になる所見があれば、生検を受けるとよいでしょう。

 前立腺がんの発生には、食生活が深く関わっており、予防には脂肪、加工肉(ハムやソーセージ)の過剰摂取を避けた方がよいと言われています。また、遺伝的な要因もあります。3親等以内に前立腺がん患者がいる、血縁者に乳がんや卵巣がん患者がいるといった場合は注意が必要です。

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