山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
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落とし卵とニラのみそ汁…五月病のサインに
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
ゴールデンウィークが終わると、 憂鬱 になったり、なんとなく体調不良になったりして、仕事や学校、幼稚園に行きたくない! などの症状はありませんか。
いわゆる、五月病というもの。医学的な病名ではありませんが、大人でも子どもでも、この時期よく見受けられる症状です。
お子さんであれば、4月から約1か月、入園・入学・進級と、新しい環境で、張りつめていた気持ちが連休で緩み、連休後、また気合スイッチを入れなくてはならず……不機嫌になりやすい、表情がなんだか暗い、食べ方が変わるなどと、こんな五月病のサインが出ているかもしれません。5月は、そんな「心」を整えてくれる食事・食べ方をご紹介します。
精神の安定に必要なのは「セロトニン」という神経伝達物質。幸せホルモンとも呼ばれています。これがしっかりと分泌されると、心のバランスを整え、また、質の良い睡眠を促すことにもつながります。
肉や魚、卵、豆腐などの大豆製品、乳製品、バナナ、ナッツ類には、セロトニン分泌を促す成分の一つ「トリプトファン」が多く含まれています。
今回は、卵と豆腐を使った具だくさんのおみそ汁です。セロトニン分泌には、朝ご飯を食べることも大事です。朝ご飯に、このような温かい汁物を摂取し、心と体を癒やしてあげましょう。
[作り方]
(1) 絹ごし豆腐は角切り、ニラは3~4cm幅、タマネギは薄切りにする。
(2) 鍋にだし汁を沸かし、(1)を入れ中火で3~4分煮る。
(3) 卵を割り、1個ずつ鍋に流し入れ、2~3分煮る。このとき、お 椀 に1個ずつ割ってから流し入れると作りやすい。
(4) みそを溶いて完成。
※卵の加熱時間は卵黄が半熟状になるくらいの時間です。お子さんが食べる場合は長めに加熱をしましょう。
※みそを溶く際は、卵が崩れないように静かに溶きましょう。あらかじめ少量の汁に溶いてから加えてもよい。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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