山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
焼き肉サラダ…よくかんで食べることで「リズム運動」
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
今月は、心を整えてくれる食事・食べ方をご紹介します。
前回、精神の安定にはセロトニン分泌が大事であることと、分泌を促す食材をご紹介しました。食材だけではなく、食べ方も意識をしてみましょう!
「よくかんで食べること」
一定のリズムで同じ動きを繰り返す「リズム運動」によって、セロトニン神経が活性化されると言われています。よくかんで食べることは、日常生活におけるリズム運動のひとつです。よくかんで食べることを意識することで、セロトニンの分泌を促すことが出来ます。
今回はレタスやキュウリ、モヤシ、アーモンドを使い、かみ応えを出したおかずサラダに仕上げました。野菜はお好みのものでOKですが、自然とかむ回数が多くなる食材をメニューに加えることがポイントです。
奥歯が生えてくると、レタスやキュウリなどの生野菜などの食感を楽しめるようになります。奥歯が生えて間もない、上下が 揃 っていない(下のみなど)お子さんには、レタスもキュウリと同じように千切りにしてもよいでしょう。
さらに、焼き肉サラダの牛肉やアーモンドには、セロトニンを作る材料となるトリプトファンやビタミンB6が多く含まれています。
[作り方]
(1) (A)のリンゴ、タマネギ、ニンニク、ショウガはすりおろす。
(2) 袋に牛肉と(A)を入れてよく混ぜ込み、10分ほど漬け込む。
(3) その間にサラダの準備をする。レタスはちぎり、キュウリは千切りにし、「50度洗い」する。モヤシは耐熱容器に入れ、ラップをかけて電子レンジで3~4分加熱する。ミニトマトはヘタを取ってから洗い、適宜切る。アーモンドは袋に入れ麺棒などで砕く。
(4) フライパンに油を熱し、(2)を広げながら両面を色よく焼く。
(5) レタスとキュウリ、モヤシの水気を切って混ぜ合わせ、皿に盛り付ける。その上に焼いた肉をのせアーモンドを散らす。ミニトマトを飾って出来上がり!
※50度洗い
50度前後のお湯を使って野菜を洗うことで、細胞内に水分が吸収され、みずみずしくシャキッとした食感になります。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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