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解剖学者 養老孟司さん

一病息災

[解剖学者 養老孟司さん]心筋梗塞(4)白内障も手術 ゾウムシの標本整理にはまだ時間が…

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[解剖学者 養老孟司さん]心筋梗塞(4)白内障も手術 ゾウムシの標本整理にはまだ時間が…

 白内障であることは、心筋 梗塞こうそく で入院する前から気づいていた。「朝や夕方の光では見えにくかった」

 入院中に眼科を受診し、退院してからまもなく、2020年8月に再入院して、両目の手術を受けた。

 白内障は、眼球の中にあるレンズ・水晶体が白く濁って見えにくくなる病気。加齢性白内障は、80歳代ではほとんどの人に見られる。

 手術では、濁った水晶体を人工の眼内レンズに置き換えるが、複数の種類がある。1か所だけにピントを合わせる単焦点と、近くにも遠くにもピントが合う多焦点。単焦点レンズの場合はさらに、近距離か遠距離かを選ぶことになる。

 仕事柄、本を読むことが多いため、近距離の単焦点レンズを選択した。「メガネをかけずに、横になって読書ができるようになった。これは快適です」。遠くを見る際には、今まで通りメガネを使えばいい。

 「ただ、もう少し右目の視力が出ればよかったんだけど、生まれつきだから仕方ないですね」

 ゾウムシを中心にした昆虫採集で知られ、数万という個体を標本にしてある。両眼でのぞく「実体顕微鏡」で観察するが、左右の視力がそろっていないと遠近感がつかみにくい。

 ゾウムシの大きさは5~7ミリ。ピンセットの先をミクロン単位で研いでから作業する。「標本の整理にはまだ時間がかかる。寿命が足りませんよ」

解剖学者 養老孟司さん(84)

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