文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療ルネサンス

 読売新聞の人気連載「医療ルネサンス」の記事を読むことができます。

医療ルネサンス

続・新型コロナ 検査の2年<3>無症状者の検査で激論

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 新型コロナウイルスの感染「第1波」が収束した2020年7月。無症状者に検査を拡大するべきかどうかについて、政府の新型コロナ対策に関わる専門家たちが激論を交わした。

 検査能力に限界がある中で、濃厚接触者の追跡調査など「感染拡大を防ぐことを中心にするべきだ」との意見に対し、ビジネスやイベント参加のための陰性確認といった「国民の不安解消のための検査も認めるべきだ」との主張も出た。

 「早く国民的合意を得ることが必要だ」。政府対策分科会長の尾身茂(72)の主導で、同月、「検査体制の基本的な考え・戦略」という提言がまとまった。

 提言では、検査対象を〈1〉有症状者〈2〉濃厚接触者など、無症状でも感染しているリスクが高い人〈3〉無症状で感染しているリスクが低い人――の三つに分類した。〈1〉と〈2〉は確実に行う必要があると位置づけた。

この記事は読者会員限定です。

読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療ルネサンスの一覧を見る

最新記事