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エーザイ共同開発のアルツハイマー新薬、EU申請取り下げ…世界初の薬と注目
【ブリュッセル=畠山朋子】欧州連合(EU)の薬事当局「欧州医薬品庁(EMA)」は22日、米製薬企業バイオジェンが、日本のエーザイと共同開発したアルツハイマー病の新薬「アデュカヌマブ」について、販売承認申請を取り下げたと発表した。

アルツハイマー病治療薬「アデュカヌマブ」(バイオジェン提供)
アデュカヌマブは、アルツハイマー病の長期の進行抑制を狙う世界初の薬として注目されていた。EMAは昨年12月、「有効性や安全性の証明が不十分」として販売承認すべきでないとの見解を示し、バイオジェンが再審議を求めていた。
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