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「ゼロコロナ政策」限界を指摘、中国で感染症専門医の論文に波紋…SNS上で転載相次ぐ

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 【上海=南部さやか】中国の感染症対策の第一人者で呼吸器専門医の 鍾南山ジョンナンシャン 氏が、厳しい外出制限や隔離を伴う「ゼロコロナ政策」の限界を指摘する論文を発表し、波紋が広がっている。

 論文は、鍾氏ともう一人の専門家との共同執筆で、政府系研究機関・中国科学院の英文学術誌(オンライン版)で6日に公開された。鍾氏らは、ゼロコロナ政策は感染拡大の封じ込めに「重要な役割を果たした」と評価しつつも、経済・社会の正常化のためにも「長期的に続けることはできない」と主張した。

「ゼロコロナ政策」限界を指摘、中国で感染症専門医の論文に波紋…SNS上で転載相次ぐ

中国・北京の天安門広場

 中国メディアの財新(電子版)が19日に論文の内容を伝えると、画一的なゼロコロナ政策への世論の不満も背景にSNS上で転載が相次いだ。これに対し、共産党系メディアは20日、「目下のところはゼロコロナ政策の継続が必要」との鍾氏の8日の発言を強調して伝え、火消しに走った。

  習近平シージンピン 政権は今年後半の党大会に向けて社会の安定を最優先しており、当面はゼロコロナ政策を続ける構えだ。 王文濤ワンウェンタオ 商務相は18日、日米欧などの経済団体代表と面会した際、ゼロコロナ政策を緩和すると「1年後に200万人の死者が出るとの予測がある」と述べ、理解を求めた。

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