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アルコール依存症<4>「夫の問題」そっと背中押す

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アルコール依存症<4>「夫の問題」そっと背中押す

飲酒していた頃の夫(右)について話す女性。息子にからんで大げんかになる、深夜まで帰宅せず家族が身を案じることがしばしばあったという

 酔って帰宅した夫(54)を「約束を破ってまた飲んだ」となじった。口論が続く。息子2人は「なんで結婚したの」と嘆いた。元は穏やかで優しい夫なのに、アルコール依存症のせいで、家庭はめちゃくちゃ。千葉県の女性(50)は夫を立ち直らせたいと、必死だった。

 夫は酒が強かった。大阪府に単身赴任中の2013年夏、飲まない時に体が震える離脱症状が出て、診断を受けた。翌年東京に戻り、精神科に通ったが、酒はやめられなかった。

 主治医の勧めで、女性は夫と当事者団体の「断酒会」に通った。ともに悩む家族仲間から、保健所が主催する家族講座に誘われた。

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