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宋美玄のわーままクリニック

医療・健康・介護のコラム

低用量ピルが普及しないのはなぜ?…「無料プロジェクト」を始めてわかったこと

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リプロダクティブヘルスライツ実現のために

 実際にやってみて分かったのは、「費用の心配がなければ、産婦人科医療を受けたい」という需要があることです。無料であれば、「今は妊娠したくないからピルで避妊したい」「コンドームでの避妊に失敗したから、アフターピルが飲みたい」という女性が、費用を気にせずアクセスできるようになります。また、生理痛がひどい人も、ピルを含めたホルモン治療を受けやすくなります。

 完全にクリニックの持ち出し(個人事業のため私のポケットマネーです)で始めた取り組みですが、システム化して広げられないかと考えています。財団などの助成や自治体の予算でできないか、提案してみるのもいいと思っています。また、女性支援団体や協力医療機関とのネットワーク作りも必要です。リプロダクティブヘルスライツ(性と生殖の健康と権利)の実現のため、できることがあれば引き続き取り組んでいきたいです。(宋美玄 産婦人科医)

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宋 美玄(そん・みひょん)

産婦人科医、医学博士。
1976年、神戸市生まれ。川崎医科大学講師、ロンドン大学病院留学を経て、2010年から国内で産婦人科医として勤務。主な著書に「女医が教える本当に気持ちのいいセックス」(ブックマン社)など。 詳しくは宋美玄オフィシャルサイト

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1件 のコメント

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すばらしい働きだと思います。

ゆうなつまま

ピルの存在がもっと身近になれば、と切実に思います。つい最近、「お姉ちゃんの家に着払いで通販してもいいかな?」と妹から夜中に電話がありました。そん...

ピルの存在がもっと身近になれば、と切実に思います。つい最近、「お姉ちゃんの家に着払いで通販してもいいかな?」と妹から夜中に電話がありました。そんな頼み事は初めてだったので、事情を聞くと、「アフターピルが必要で…」と言ってきたのです。幸い妹は私に話してくれたので、すぐに対応できましたが、もしそうではなかったら、望まない妊娠、出産をすることになっていたのかもしれない…と思うと恐ろしいです。妹とは後日きちんと話さなければと思い、改めて避妊や自分自身の体との向き合い方などについて話し合ったところ、知識があまりにもなかったことに驚きました。妹は、普段からピルを飲むことについては消極的な考えのようで、お金がかかる、親バレしたくない(妹は実家暮らしなので)、副作用が怖いなど、理由をたくさんつけて飲まない選択をしてしまいました。コンドームがコンビニや薬局で簡単に買えるように、ピルも女性が主体的にできるスタンダードなものとして、身近で手軽に手に取れるものとなることを願います。

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