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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

サラダチキンの卵いため…切り方を工夫、卵とマヨネーズでまとめ

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 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 手軽な肉料理の材料として「サラダチキン」はいかがでしょうか。

 今や様々な種類が売られている「サラダチキン」。昨今のたんぱく質ブームもあり、認知度が高い商品ではないでしょうか。私の訪問先のお宅でも目にすることがあります。その方が購入している主な理由は「生の鶏胸肉を1枚買っても多すぎる」「手作りするより簡単で、生煮えの心配がない」ということですが、その一方で「もそもそして食べにくい」「食べ方のアレンジが少ない」という相談もあります。

 今回は、サラダチキンをよりしっとりと食べられるよう、切り方を工夫し、卵とマヨネーズでまとまりやすく仕上げています。

 食べやすくするポイントは三つです。パッケージを開封する前に軽くもみ、水分を吸わせること、鶏肉の繊維を断ち切るように切ること、いためる時には、鶏肉は、さっと合わせる程度にすることです。サラダチキンはメーカーによって塩分量が異なりますので、味付けの際にはサラダチキンそのものの塩分を確かめてから味つけをするとよいですね。もし、サラダチキンを薄く切るのが難しい場合は、繊維を断ち切るように2cmくらいに切り、手でほぐしてもかまいません。

[作り方]

(1) サラダチキンはパックをあける前に水分をなじませるように手で軽くもむ。水分がなじんだらパックをあける。鶏肉の繊維を断ち切るように5mm~1cm幅に切る。

(2) (A)の材料を混ぜ合わせておく。卵は割りほぐしておく。

(3) フライパンに油を熱し、卵を流し入れ、半熟状になったら、(1)のサラダチキンと(2)の混ぜ合わせた調味料を加え、軽くいため合わせたら火を止める。

(4) 器に盛り付けてできあがり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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