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上海ロックダウン1週間、無症状者も隔離施設収容に住民ら不満

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 【上海=南部さやか】新型コロナウイルスの感染が広がる中国上海市のロックダウン(都市封鎖)から4日で1週間となる。2日に新たに確認された市中感染者は8200人以上と過去最多となり、沈静化の兆しは見えない。住民らは、無症状の人を含む大勢を専用施設で隔離する当局の措置に不満を募らせている。

上海ロックダウン1週間、無症状者も隔離施設収容に住民ら不満

1日、封鎖が始まった上海市西部で、PCR検査のため列に並ぶ住民=南部さやか撮影

 中国本土で2日に確認された新たな市中感染者(無症状を含む)は1万3146人で、このうち上海(8226人)が6割以上を占めた。上海では3月に感染が急拡大し始め、同月の感染者の9割以上が無症状だった。ただ、当局は症状の有無にかかわらず、感染者全員を隔離する措置を続ける方針だ。専用の隔離施設の準備を急ピッチで進めており、3日時点で国際展示場などを利用した約10施設が整備された。計2万人以上を収容可能という。

 SNS上では、無症状の場合は自宅隔離すべきだとの声が広がる。隔離施設では、感染対策だとして空調が止まり、シャワーもない環境だという。保護者と別れて隔離された幼児がベッドで泣き叫ぶ動画も拡散し、「子どもを一人で隔離するべきではない」との批判が殺到した。隔離施設関係者からは、「条件付きで自宅隔離を認める必要がある」との指摘も出始めている。

  習近平シージンピン 政権は2日、 孫春蘭スンチュンラン 副首相を上海に派遣した。孫氏は、全住民約2500万人へのPCR検査徹底と、わずかな感染拡大も許さない「ゼロコロナ」政策の堅持で、感染を早期に抑え込むよう指示した。

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