松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
イカサラダ…ボイルしてあるイカで時短
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、野菜をおいしく味わうサラダレシピ「イカサラダ」のご紹介です。
ボイルしてあるイカを選ぶことで、いためる時間を短縮でき、衣がきつね色になればOKというように時短につながります。
また、野菜をボイルすることで、軟らかくなり、食べやすさがアップします。野菜をゆで終わったあとのお湯には、栄養素やうま味が流れ出ているので、そのままみそ汁やスープにするといいですね。
食材にも注目してみましょう。まず、イカには、タウリンが含まれています。タウリンは肝機能を高め、血液の健康にも役立ちます。さらにナイアシンが含まれており、これは、糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わる欠かせない補酵素です。皮膚や粘膜の保護など、体を助けてくれる作用もあります。
メインとなる野菜はキャベツです。キャベツには、胃酸の分泌を抑え、粘膜の修復を助けるといわれているビタミンUが含まれています。
彩りとしてミニトマトを入れましょう。ミニトマトにはリコピンが含まれています。すぐれた抗酸化作用をもち、体をさび付かせない力になります。
うま味たっぷりのイカが、ゆで野菜にばっちり合います。おいしいイカサラダで、健康的で楽しい食事にしましょう。
[作り方]
(1) キャベツは短冊切り、キュウリは縦半分にしてから斜めスライス、タマネギとパプリカはスライス、ニンジンは千切りにする。
(2) (1)を1分ほどさっとゆでて、水冷し、水気を切ってお皿に盛り付ける。ポン酢をかけておく。
(3) ボイルイカにしょうゆと和風だしをかけて下味をつけ、薄力粉で衣付けをする。フライパンを強火で加熱、いため油を入れてイカをいためていく。両面を2分ずつくらいいため、衣がきつね色になったら、サラダの上にのせて完成。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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