松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
魚のバジルみそ…古代ギリシャでは王様の薬草
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、「魚のバジルみそ」のご紹介です。
おいしくて驚くこの味わい。魚のうま味と鼻を抜けるバジルの香り。魚が苦手な子どもたちからも「おいしい!」と絶大な支持を得ています。
さて、そんなバジルは、古代ギリシャでは王様の薬草と呼ばれ、古くからその効能が知られていました。爽やかで甘味を感じる香りは、サラダやパスタなどのイタリア料理には欠かせないハーブです。カロテンやビタミンEのほか、カルシウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルが豊富。香り成分には鎮静作用、食欲増進、抗菌作用があり、集中力の向上に役立つと言われています。
隠し味で使っているのがレモンの皮です。レモン汁では香りが飛んでしまうので、皮を使用しています。レモンの皮はむきすぎると苦みが出るので、薄くむくのがポイントです。千切りにして魚にまぶせば、バジルとレモンの香りが混ざり合い、最高に良い匂いが漂ってきます。魚焼きグリルやフライパンだと魚に火が通る前に、周りが焦げてしまうので、ここはオーブンを使って焼くことでうまくいきますよ。ぜひ食べてもらいたいオススメのレシピです。香りを楽しみましょう。今回はサケを使ってみました。タラ、サバなどでもおいしいです。
[作り方]
(1) レモンの皮を薄くむいて、千切りにする。バジルも千切りにする。
(2) ボウルに調味料を全部入れ、(1)と混ぜ合わせておく。
(3) サケに(2)の調味液を塗り込み、15分ほど寝かせる。
(4) 鉄板にクッキングシートを敷いて、サケを並べる。オーブンの予熱180度で15分ほど焼けば完成(みそや塩こうじが焦げやすいので、オーブンで焼くことをオススメします)。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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