松丸奨の「おとなの給食アレンジレシピ」
健康・ダイエット・エクササイズ
焼き鳥丼…大量調理の給食で、味付けはしっかりと焼き鳥のタレ
小学校栄養士の松丸奨です。今日は、ご飯がすすむ絶品料理「焼き鳥丼」のご紹介です。大量調理の給食なので串には刺していませんが、味付けはしっかりと焼き鳥のタレになっているので、子供たちにも大人気のレシピです。
うま味のポイントは、食材をいためた後に調味料で少し煮ることです。甘辛の調味料に、鶏肉のうま味、ネギの風味、タマネギの甘味が入ることで、このタレは完成します。
そして大切なのが名脇役の大葉です。この添えている大葉が、最高においしいのです。焼き鳥の甘辛タレに大葉の爽やかな味わいが合います。
そんな大葉は、中国原産の一年草で、日本では平安時代から栽培されていたと言われています。緑の大葉は青じそとも呼び、赤しその変種なのです。青じそはビタミン類、ミネラル類が多く、特にカロテンとカルシウムは野菜の中で群を抜いています。香り成分には防腐作用や抗酸化作用も含まれています。春夏は大葉で楽しみ、秋冬になればユズの皮を添えてもおいしいですよ。食欲がないときでも食べやすい料理です。ぜひ作ってみてください。
[作り方]
(1) 鶏肉に塩、コショウで下味をつける。タマネギは厚めのスライス、長ネギは斜め切り、あるいはぶつ切りにする。
(2) フライパンを強火で加熱、いため油を入れてから、鶏肉を皮目から入れていき、3分加熱する。鶏肉をひっくり返し、上からタマネギと長ネギを入れて、フタをして3分焼く。菜箸を使って混ぜながら、全体に火が通るように1~2分いためる。
(3) 火が通ったら、(A)の調味料を入れる。1分ほどいため混ぜしてなじませたら、水溶き片栗粉でとろみをつけてご飯にのせて完成。仕上げに大葉を添えていただきます。
(レシピ作成 栄養士 松丸奨)
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