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田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

子どものSOSどう対応? コロナ禍で抑うつ状態でも声を上げられない実態が明らかに

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国立成育医療研究センター「コロナ×こども本部」

子どものSOSどう対応? コロナ禍で抑うつ状態でも声を上げられない実態が明らかに

 自分がうつ状態になっても、誰にも相談しないで様子をみると答えた子どもが、小学校高学年で2割以上、中学生では3割以上に上ることが、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)の「コロナ×こども本部」が2021年12月に実施したアンケート調査でわかった。症状が重い子どもほど、相談せずに悩みを抱え込んでいるとの深刻な実態も明らかになった。

 同本部では、子どものSOSのサインに気づくコツや気づいた後の対応のポイントについてまとめた資料 「こどものSOSに気づいたら」 を作成し、ウェブ上で公開した。

 「家庭や学校、地域社会などそれぞれのレベルでのセーフティーネット作りや啓発が急務」としている。

小学5~6年生の9~13%、中学生の13~22%

 調査は、郵送による全国調査とウェブでのアンケートの二通り実施した。郵送での調査は、全国50自治体で抽出した小学5~中学3年生4519人の子どもとその保護者を対象に行い、子ども2418人、保護者2451人の回答があった。

 ウェブでの調査は、小学1年生~高校3年生相当の子どもなどを対象にした「コロナ×こどもアンケート第7回調査」で、子ども487人、保護者3282人から回答があり、うち今回の分析対象とした小学5~中学3年生は186人、保護者は422人だった。

 子どもを対象としたうつ症状の重さを調べる質問では、小学5~6年生の9%(郵送)~13%(ウェブ)、中学生の13%(郵送)~22%(ウェブ)に、医療が必要とされる中等度以上の抑うつ症状がみられた。

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田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

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