医療大全
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妊娠と栄養<5>やせ形増加で指針を改定
◇Q&A
国が妊産婦向けに作った食生活指針の改定に携わった国立健康・栄養研究所の栄養疫学・食育研究部長、瀧本秀美さんに聞いた。
――昨年改定された指針のポイントは。
「やせ(BMI=18・5未満)の若い女性が増えていることを踏まえ、妊娠中の体重増加量の目安を、従来より引き上げました。やせの場合、従来は9~12キロでしたが、新指針では『12~15キロ』になりました。胎児に十分な栄養を与えるためには、より体重を増やす必要があるからです。日本産科婦人科学会の見解を参考にしています」
「妊娠前からの体作りも重要なので、指針の名称も『妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針』と改めました」
――やせていると、どんな問題があるのでしょうか。
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