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山中龍宏「子どもを守る」

医療・健康・介護のコラム

衣服に引火した小1女児 熱くて走ったら全身に燃え広がって…木綿、起毛、ゆったりした服は危ない

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引火してしまったら「Stop Drop & Roll」

 衣服に火がついてしまった場合は、「ストップ、ドロップ&ロール」をします。その場で止まって、倒れて、ごろごろ転がることです。

 衣服に火がついた状態で走ると、火が空気に触れて燃え広がってしまいます。子どもを走り回らせてはいけません。ストップすることが必要です。

 次に、その場で地面に倒れ込み、燃えている部分を地面に押しつけ、空気が入る隙間をできる限り少なくします。そして、倒れたままの状態でごろごろ転がり、消火します。この時、両手で顔を覆ってやけどを防ぎます。アメリカや、日本の一部では、防災教育の一つとして、幼稚園の子どもたちに、このストップ、ドロップ&ロールの実技指導を行っています。心肺蘇生法と同じく、人が生活していく上で身につけておくべき基本的な技術の一つとして、小さいころから、毎年、訓練しておくとよいと思います。(山中龍宏 緑園こどもクリニック院長)

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山中 龍宏(やまなか・たつひろ)

 小児科医歴45年。1985年9月、プールの排水口に吸い込まれた中学2年女児を看取みとったことから事故予防に取り組み始めた。現在、緑園こどもクリニック(横浜市泉区)院長。NPO法人Safe Kids Japan理事長。産業技術総合研究所人工知能研究センター外来研究員、キッズデザイン賞副審査委員長、内閣府教育・保育施設等における重大事故防止策を考える有識者会議委員も務める。

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