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テニス肘 治らない

 還暦を過ぎた頃から、右腕に痛みを感じるようになりました。整形外科で「上腕骨 外側上顆炎がいそくじょうかえん (テニス肘)」と診断されました。ステロイドを注射しても良くなりません。他の治療法があれば知りたいです。(61歳男性)

手首のストレッチ 効果的

新井 猛 湘南病院整形外科部長(神奈川県横須賀市)

 上腕骨外側上顆とは、肘の外側の出っ張り部分のことです。この部分についている、手首を手の甲側に伸ばすための けん に負担がかかり、炎症が起きている状態が上腕骨外側上顆炎です。腕の使いすぎや加齢などにより、筋肉の柔軟性が落ちて発症します。

 30代後半から50代によくみられ、筋力の弱い女性にやや多い傾向があります。テニス肘とも呼ばれますが、テニスが原因で発症する人は全体の10%程度です。

 治療は、手首を手のひら側に30秒ほどかけてゆっくり曲げるストレッチが効果的です。ストレッチをしても痛みが強く、日常生活に支障をきたしている人にはステロイドを注射します。ただ、注射の効果は発症から3か月程度までの人に限られ、合併症も懸念されるため、4~5回程度にとどめた方が良いでしょう。

 スポーツをする時や、手や腕に負担がかかる作業をする時は、サポーターを使うのも効果的です。

 ステロイド剤の注射や、根気よくストレッチを行っても、握力が落ちたり、痛みが強かったりする場合は、手術を検討します。手外科専門医に相談してみてください。

 予防面では、〈1〉重い物を持ち上げる時は手のひらを上に向ける〈2〉ペットボトルを開ける時は右手の手のひら全体で蓋を握り、左手でボトル部分を回す――などを試してみてください。

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