伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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ジャガ団子のスープ…様々なアレンジが可能
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
つぶしたジャガイモと片栗粉を混ぜ合わせて焼いた「いももち」。皆さんも一度くらいはお目にかかったことがあるのではないでしょうか。みたらし風のたれをかけたり、中にチーズを入れたり、バターしょうゆで焼いたり……と様々なアレンジが可能です。ときおり、保育園や高齢者の方のおやつにも見かけることがあります。
しかし、材料のジャガイモと片栗粉は冷めると硬くなったり、分量によっては“もちっ”とした食感が強くなったりするため、のみ込む力が低下した方には食べにくい場合があります。
今回のレシピでは、片栗粉の分量を控えめにし、水分を加えて混ぜることで“もっちり”とした食感を軽減しています。さらに、汁に浸すことで表面も軟らかくなるため食べやすさがアップします。
今回は、インスタントの卵スープのもとを使用していますが、手作りのスープに加えても構いません。多めに作って冷凍し、食欲がない時にスープやみそ汁に入れて食べてもいいですね。
ジャガイモをつぶすのが大変な場合には「粉末マッシュポテト」を利用するとより簡単に作ることができます。
[作り方]
(1) ジャガイモは皮をむいて軟らかくゆで、つぶして滑らかにする。牛乳と片栗粉を加えてよく混ぜ、一口大に丸める。
(2) フライパンに油をひき、(1)を両面焦げないように焼く。
(3) 小さめの鍋に分量の水を入れ、弱火で2~3分煮る。
(4) 火を止めて、(3)の鍋にインスタントスープのもとを入れ、かき混ぜる。ふたをして30秒~1分たったらできあがり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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