石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」
医療・健康・介護のコラム
一人暮らしで突然、脳卒中 何とか救急車は呼んだが…熟年離婚をする前に考えてほしいこと
最近、ネットで50歳代バツイチ男性の婚活に関する記事を読みました。それによると、お見合いのサイトに登録しても、40歳代の女性はお金がかかる上に心は乙女だ……とのこと。なかなか大変なようですね。
65歳を過ぎたら高リスク
この年代になると、経済的な理由から結婚を望む女性もいるようです。一方の男性には、身の回りの世話をしてくれる女性を探している人もいます。あまり夢のない話ですが、お互いの利害関係が一致して、一緒にいてもあまりうっとうしくないのであれば、それもいいかもしれません。その記事のコメントには、50歳代で婚活をして「今は幸せだ」と言っている方もいらっしゃいますので、希望はあるようです。
一人暮らしを貫いてもいいんじゃないか、とアドバイスする人もいます。しかし、独身を 謳歌 できるのは「健康であればこそ」です。私の周りにも、一人暮らしをしていて、突然、脳卒中を発症し、何とか自分で救急車を呼んで病院に搬送された方がいます。病院で必要な生活道具は友人が何とかしてくれたそうですが、入院生活の誓約書など、親族でないと難しい手続きがあります。幸いにも妹さんがおられたので、そのサポートで入院生活を続けられました。
少子化が進んだ今は、子供も親兄弟もいなくて一人暮らし……という方も増えていると思います。元気なうちは気楽でいいのですが、年を取れば、突然、襲ってくる病気や、認知症のように次第に弱っていく病気で、日常生活を奪われる可能性はかなり高くなっていきます。65歳を過ぎたら高リスクだと考えてください。自分が倒れたときのことを想定し、準備をしておく必要があります。
ですので、現在、結婚生活を維持している方は、中高年男性の婚活が難しく、自分が次第に弱っていくことを自覚し、もっと妻や子供を大切にするのが得策だと思います。
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