山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
妊娠・育児・性の悩み
タイのみぞれ蒸し…脂質少なく、消化吸収も良い、離乳食中の赤ちゃんからおすすめ
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
今月は、旬食材を使った春レシピをご紹介しています。今回は「タイ」「春カブ」。
タイは縁起が良いものとして知られており、桃の節句や女の子の初節句で、尾頭付きのタイをいただいたご家庭も多いのではないでしょうか。
真ダイは産卵前の3~5月がおいしくなる時期。逆に産卵後は味が落ちてしまうので、タイのおいしさは今の時期が一番です。脂質が少なく、消化吸収も良いので離乳食中の赤ちゃんからおすすめな食材です。
春のカブは軟らかく、みずみずしいため、生で食べるとシャキシャキ感が楽しめるのが特徴です。カブは以前お話したように、根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜なので、根と葉に含まれる栄養成分は違います(2021年1月 豆乳がゆ 参照)。
今回は、根の部分をすりおろし、魚と野菜の上にのせて蒸しあげました。ダイコンおろしよりも辛みが少なく、小さなお子さんでも食べやすいです。
後から味付けをするので、取り分けもしやすくなっています。もしくは、お子さん用だけ別々にホイルで蒸してもいいでしょう。
[作り方]
(1) タイは塩をふり10分置く。カブは皮ごとすりおろし、自然に水気を切る。
(2) タマネギは薄切りに、ニンジンは1cm幅の薄切り、シメジは手でほぐす。
(3) 30~40cm長さに切ったアルミホイルを2枚準備し、材料は2等分し、タマネギ→水気をキッチンペーパーでふき取ったタイ→ニンジン、シメジ→カブのすりおろしの順にのせ、お酒をかけてから、蒸気が逃げないようにホイルでしっかりと包む。
(4) フライパンに底1cmほど水を張り、沸騰したら(3)をおき、蓋をして中火で12~13分蒸す。
(5) 仕上げにゴマ油としょうゆを垂らして出来上がり!
※仕上げに使う調味料によってアレンジ自在です。バターしょうゆ、オリーブ油とコショウで洋風にするなど。
※ゆでてみじん切りにしたカブの葉を加えれば栄養価がさらにアップします。
※おろし汁は捨てずにみそ汁などに使いましょう。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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