文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

オリックス・バファローズ選手 安達了一さん

 メディアなどでお馴染みの芸能人、有名人だって、一人の人間として病気や心身の不調と向き合っています。苦しかった経験や、病によって気付かされたことなど、率直な思いをお聞きします。

一病息災

[オリックス・バファローズ選手 安達了一さん]潰瘍性大腸炎(1)秋のキャンプで下痢が続き…国指定の難病「もう、野球ができないかも」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック
[オリックス・バファローズ選手 安達了一さん]潰瘍性大腸炎(1)秋のキャンプで下痢が続き…国指定の難病「もう、野球ができないかも」

対楽天戦、2ランスクイズを決めた安達さん(2021年10月25日)

 2021年10月25日、負ければ、25年ぶりのリーグ優勝が遠のくシーズン最終戦。2点リードした九回一死二、三塁で、打席がまわってきた。加点したい場面、サインはスクイズだった。「空振りだけは避けたい」とバットに当てると、三塁前に転がり、二塁走者の後藤駿太選手も生還した。プロでは異例の2ランスクイズが優勝をたぐり寄せた。

 「駿太がよく走ってくれた。僕は関係ありませんよ」

 チームでは、T―岡田選手らと共に野手最年長。好守備と小技でチームをもり立て、若手を引っ張るベテランは、難病患者でもある。

 体に異変が起きたのは、15年秋のキャンプ。健康には自信があり、食べるのも大好きだったのに、おなかの調子が崩れ、下痢が続いた。次第にトイレの回数が増え、1日に20回程度になった。

 16年1月、兵庫県西宮市内の病院で、国指定の難病「潰瘍性大腸炎」と診断された。

 外敵から体を守るはずの免疫が、腸の粘膜を異物とみなして攻撃することで起こるとされる。主な症状は腹痛や下痢、だるさなどだが、見た目では健康な人と区別はつかず、「見えない難病」とも言われる。

 聞き慣れない病名に当惑したまま、入院した。炎症を抑えるには、腸を休ませる必要がある。絶食し、点滴治療を続ける中、「この体は、どうなるんだろう。もう、野球ができないかもしれない」と思った。

プロ野球 オリックス・バファローズ選手 ()(だち)了一(りょういち)さん(34)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

sokusai_117

 
 

一病息災の一覧を見る

オリックス・バファローズ選手 安達了一さん

最新記事