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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

もっと知りたい認知症

豆腐と卵のお好み焼き風…2日に1回のペースで、栄養がとれるならOK

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回のレシピも前回同様、どこでも購入しやすい豆腐と卵を使った簡単メニューです。

 訪問するご家庭により色々な状況があり、それによって柔軟な食事の提案をしています。

 ある家庭では、息子さんが自営業をしながら (えん) 下障害と認知症をもつ母親の介護をしています。料理をほとんどしてこなかったという息子さんの定番料理は混ぜるだけでできるお好み焼きで、2日に1回はお好み焼きを食事にしています。2日に1回のペースでお好み焼きが食事になることを皆さんはどう思いますか? 私は「お好み焼きでも栄養がとれるならOK」と考えます。

 小麦粉やヤマイモでエネルギーを、中に入る卵やひき肉でたんぱく質を、キャベツで野菜を、と考えれば菓子パン1個よりはずっとバランスがよいと考えることができませんか? そして具材を細かく切り、小麦粉や卵をつなぎにするお好み焼きは、嚥下機能が低下した方も食べやすい場合があります。

 このレシピは「気づいたら小麦粉がほとんどなかった」という時に提案したメニューです。小麦粉が少ないためとても軟らかく、ひっくり返すときに崩れやすいので、小さめに作るのがポイントです。キャベツのほか、ハクサイやタマネギ、ニンジンなどを入れてもよいですし、ツナ缶やカニカマを入れると、たんぱく質アップにつながります。

 在宅療養される方は「自宅での生活の継続」を希望されていることが多くあり、生活の継続においては食事の継続が欠かせないポイントになります。今の食事に少し足したり引いたりすることで何かできないかを考えるのが、在宅訪問栄養相談では大切なポイントです。

[作り方]

(1) キャベツは粗みじん切りにする。

(2) 豆腐をボウルに入れ、泡だて器で滑らかになるまで混ぜる。卵、 顆粒(かりゅう) 和風だし、小麦粉を加えてさらに混ぜ合わせる。

(3) キャベツを入れ、スライスチーズを手でちぎりながら加え、大きめのスプーンやへらで混ぜる。

(4) 油を引いたフライパンで両面を焼いて出来上がり。お好みでソースやマヨネーズをかける。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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