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医療・健康・介護のコラム

[ジャーナリスト 岸田雪子さん](上)ふんどしは更年期の睡眠確保に欠かせない大事な健康ツール

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 日本テレビで20年以上にわたり、記者やキャスターとして、政治取材やいじめ・子育ての問題に取り組んできた岸田雪子さん。退職後もジャーナリストとして取材活動を続けながら、テレビやラジオ番組の出演など幅広く活躍しています。ひとり息子が中学生になった今、子育てや親の介護が重なり多忙だった日々や、自身の健康管理などを語ってもらいました。(聞き手・藤田勝、撮影・中山博敬)

キャスター時代は昼夜逆転の生活も

――テレビの報道現場で長く活躍されてきましたが、お子さんができるまでは仕事がすべてみたいな生活だったのでしょうか。

 入社後、記者、ディレクターを経て、キャスターになって5年目ぐらいに妊娠しました。それまでは仕事中心で、特にキャスターになって最初は朝の番組を担当したので、夜10時に出社して準備をしてから仮眠をとり、3時には報道フロアに行き、朝5時と6時、8時、9時とニュースをやるという形でした。完全に昼夜逆転でしたが、自分で望んでいた仕事なので、任せていただけてありがたかったです。

――ご主人も同じ局の記者ということですが、子育てには職場の協力も大きかったですか。

 そうですね。職場の皆さんに本当に理解していただいたおかげで何とかやりくりしてこられたと思います。夫も同じ仕事で、お互いに相手が今どのくらい忙しいかはわかるので、期待し過ぎずに済んだといいますか、「この番組は終わるまで大変だろうから、ここはお願いしないで自分で何とかしよう」というふうに、お互いにカバーしあいやすい面もあったかなと思います。

 どちらも親には頼れない状況でした。私の親は高齢で、彼の両親は遠方だったので「2人で頑張ろうね」っていうことで、最初はどういうふうに分けてやっていこうかという分担は、かなり話し合いました。

 職場の方には「もう帰っていいよ」といった心遣いもいただいたのですが、自分としては「いや、でもそういうわけにいかないので」と思ってしまう、そういう自分との葛藤は長く続きました。

掃除が上手な夫と家事は分担

――家事もご主人とうまく分担できましたか。

 お互いに得意なところが違っていて、夫はきれい好きで掃除が上手。私はお料理が、上手ではないのですが好きなので、大まかな分担はしつつ、その都度、家事も育児もシフトのようなものは組むようにしています。気づいた方がやる、としていると、どうしても負担や不満が偏りやすいので。お互いの仕事の予定と、子育てや家事の予定をメールやLINEで共有して、事前に分担するようにしています。その点は仕事をチームで担うのと近い感覚かもしれません。 

――息子さんがまだ幼いころにお父さんの介護や看取りも重なったそうですが、どのように乗り切りましたか。

 悩んだり、迷ったりしているひまもないような、怒とうの日々だったように思います。目の前の生放送と、父の体調不良とが同時に起きても、身体は一つしかありませんから、とにかく一つ一つを精一杯やる、という感じです。

 ケアマネジャーさんやヘルパーさん、訪問看護師さん、理学療法士さんなど、たくさんの方々に力を貸していただきました。そして、助けられたのは福祉道具です。体の支えになるつっぱり棒のような支柱を1本置くとか、キャスター付きの歩行器、携帯できるトイレの存在にも助けられました。

 介護される父の側としても、人にやってもらう、というのは申し訳ないという後ろめたさもあるようでした。道具に支えられることで、その後ろめたさを取り除けますし、年齢を重ねても「自分でできるようになる」ことは日常の中であるものなんですね。それは本人にとっても喜びですし、介護する側もできるだけ本人の自立を支えるということの大切さ、そういう発見も多かったです。

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